生活習慣病について
生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。
厚生労働省の資料によると、年齢別に生活習慣病の数をみると、
60~64歳が最も多く、次いで、65~69歳、55~59歳の順となっています。男女別にみると、男性では、60~64歳が最も多く、次いで、65~69歳、55~59歳の順。一方、女性では、65~69歳が最も多く、次いで、60~64歳、55~59歳の順となっています。
ただ、最近の研究で生活習慣による下記の疾患を引き起こす割合は20%程度と言われております。つまり80%以上の方は、生まれ持った体質や遺伝など様々な要因が複雑に絡まった結果引き起こされる病といえます。そのため、生活習慣病と現在は呼称されておりますが、今後は名称が変わると思われます。
生活習慣病から来る病気・疾患
糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、痛風(高尿酸血症)、脂肪肝(肝機能障害)、腎障害、脳血管障害、虚血性心疾患、動脈閉塞、血液透析を厚生労働省は生活習慣病10疾患と呼んでいます。
当院の治療方針
生活習慣病と呼ばれている以上は、医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。上記の通り生活習慣による割合が少ないとはいえ、日常生活の出来るところからの改善から始まることがほとんどです。今までできなかった健康的な生活を継続していくことは、簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。
また、重篤な糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。